ウォーターローディングは日常生活でも活用できます
ウォーターローディングという水分を摂る方法は、スポーツ選手が効率よく水分を補給するために考案された方法です。のどが渇いてしまう前に水分を補給するという考え方で、1日に1.5ℓ~2ℓを数回にわけて飲みます。1回に飲む量は180~250cc程度で、平均的な大きさのコップ一杯ほどの量です。
この方法は効率よく水分を補給できる方法ですから、なにもスポーツ選手ではなくても、日常生活で実践して価値がある方法なのです。
ミネラルウォーターを飲む目的というのは、健康を維持するために飲む、体の新陳代謝を高めるために飲む、あるいはおいしい水が飲みたいからなど様々な目的があると思いますが、適した硬度のミネラルウォーターを飲むことによりいろいろな期待に応えてくれる方法であるともいえるでしょう。
ウォーターローディングで飲むミネラルウォーターの硬度は中硬水がよいとされています。中硬水であれば、日本人でもそれほどクセのある飲み味と感じないと思いますが、無理があれば軟水から始める方がよいでしょう。
最初は無理せず回数を徐々に増やす
1回に飲む量は大した量ではなくても、水を飲むといった習慣がない方が、いきなり1日に2ℓ近くの水を飲むというのは無理があるかもしれません。無理をして飲む必要は全くありませんから、1回に飲む約コップ一杯分の量は同じにして、1日に飲む回数を徐々に増やしていくとよいと思います。
徐々に回数を増やすとはいっても、いつ飲んだ方いいのか?というと、よく健康によいといわれる朝一杯のミネラルウォーターもおすすめなんですが、寝る前に水分を摂取するというのも健康によいミネラルウォーターの摂取方法です。
就寝前のコップ一杯のミネラルウォーターは、寝汗によって血液が濃くなることを防いでくれます。朝と寝る前のどちらかからか、起床後と寝る前の1日2回からかで始めてみるのがおすすめの方法です。
また、せっかくウォーターローディングを行うのですから、なるべくならおいしく飲んだ方がよいに決まっていますよね。ミネラルウォーターをおいしく飲める温度というのは5度から12度ほどですが、冷やしすぎると苦味を感じるようになりますし、水分の吸収を妨げます。夏季と冬季でも温度を変えて自分なりのおいしく飲める温度を見つけるとよいと思います。