就寝前の水も適量であれば健康に寄与します
朝起きがけにコップ一杯の水を飲むと、健康によいということがよくいわれていますね。確かに、朝起きて飲む水は体をシャキッとしてくれますから、本当によいことなのだと思います。
朝起きがけだけではなく、寝る前にもミネラルウォーターのような水をコップ一杯飲んで寝るということもとてもよいことなのです。というのは、こちらもどこかで聞かれたことがあると思いますが、睡眠中にも人間は結構な量の汗をかいているからなのです。
睡眠中にかく汗というのは人間の生理的現象で、深い睡眠に導くために体温を下げるためです。その量は約コップ一杯分ともいわれていますので、本当に結構な量なのです。
寝る前にコップ一杯の水を飲むというのは、快適な睡眠のためにという理由以外にも意味があることです。睡眠中に汗をかくことで血液は濃くなってしまいます。そうすると血管がつまりやすくなってしまいます。脳梗塞などを防ぐという意味でも寝る前の水分補給は必要なことなのです。
寝る前に水分を摂ると、夜中に尿意をもようしないかということと、朝起きてむくんでしまわないかということを危惧されると思います。尿意に関しては逆に尿が濃縮されると夜中に尿意をもようしやすくなりますし、ミネラルウォーターを飲むのは、コップ一杯という量を決めれば朝起きて顔がむくんでいるということもありません。
それから、寝る前に飲むミネラルウォーターは、軟水から中硬水のもので酸性のものよりアルカリ性のミネラルウォーターの方がよいとされています。また、就寝の直前ではなく、30分から1時間ほど前に飲むようにしましょう。
朝起きてのミネラルウォーターも寝る前も同様になんだか味気ないと思われる方は、レモン果実の汁を数滴加えるだけでグッと飲みやすくなりますから、ぜひ試してみてください。