バナジウムウォーター

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日本では少ないバナジウムウォーター

バナジウムウォーターは、最近特に注目されているミネラルウォーターですね。バナウォーターやバナジウム天然水などともいわれることがありますが、要するにバナジウムを含んでいるミネラルウォーターを指すということになります。

 

富士山

バナジウムと聞くとなんだか体によさそうな成分だという気がしますが、バナジウムとは一体どんなミネラルなのでしょう?バナジウムは、元素記号23番の金属でミネラルの一種で、もともと人間の体内にもわずかな量(50μg〜200μg)ですが、存在しているミネラル物質です。

 

食料ではわかめや昆布などの海産物や野菜、乳製品などにもわずかに含まれています。その他、地中や海水などにも含まれている成分です。しかし、残念ながらバナジウムを含有している天然水は日本にはそう多くありません。

 

日本でバナジウムを含有している天然水は、富士山付近でしか採水することができません。というのは、バナジウムは玄武岩層に多く含まれている成分です。その玄武岩層が富士山には豊富にあり、降り注いだ雨や雪が玄武岩層を通ってバナジウムを含有したミネラルウォーターとして湧き出てくるからなのです。

 

バナジウムが注目されているのは、近年の健康志向の高まりからだといわれています。というのは、ラット実験の結果ではありますが、血糖値を下げるインスリンと似た性質があると発表されたりしている影響なのでしょう。ただし、バナジウムはまだわかっていないことがたくさんあり、今でも研究段階にあるといえるミネラルなのです。