アルカリイオン水

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健康にもよいといわれるアルカリイオン水

アルカリイオン水とは、アルカリイオン整水器によって電気分解を行った水をいいます。アルカリ性の水で電解水の一種です。

 

水の動き

販売されているミネラルウォーターでアルカリイオン水といえば、やはりキリンのアルカリイオン水が思いうかぶのではないでしょうか?

 

キリンのアルカリイオン水がメジャーになったのもそう昔の話ではありませんので、アルカリイオン水というミネラルウォーターの種類は、最近になって聞くようになった気がしますが、実は日本での歴史は意外に古いものがあります。

 

日本では50年代にアルカリイオン整水器が販売されはじめ、65年には当時の厚生省が「アルカリイオン水は飲用して、胃腸内異常発酵、慢性下痢、消化不良、制酸、胃酸過多に有効である」「弱酸性のアストリンゼントとして美容に用いられる」とアルカリイオン水の効果・効能を認定しています。現在もアルカリイオン生成器は医療用具承認を受けているものが多く存在しています。

 

アルカリイオン水には、様々な体によい影響があるといわれています。例えば、よくいわれるのが、上記のような胃酸過多や便秘などによいということですね。この他にも、骨粗鬆症(こつそそうしょう)では骨密度が改善される、体内脂肪が低下するなどなど。

 

これは国内外の様々な実験によって知られるようになった結果なのですが、残念ながら、なぜアルカリイオン水がそういった結果をもたらすのかという原理はいまだ解明されていません。

 

結果的にアルカリイオン水に効果があるとしても、何がしかの病気になったとしたら、水だけに頼るというのは危険な考えです。医師の診察は必ず受けるようにしなくてはなりません。

 

ミネラルウォーターとしてボトルで購入しアルカリイオン水を飲むという方以外に、アルカリイオン生成器を購入して水道水から作るという方もたくさんいらっしゃいます。

 

アルカリイオンを生成器もたくさんの種類があり値段も様々です。「アルカリイオン水は、飲用して胃酸過多・慢性下痢・消化不良・制酸・胃腸内異常発酵に有効です」と効果が謳えるような、信頼ある機器を選ぶようにしましょう。

 

また、05年の薬事法改正時に「驚異の水」「カルシウムイオン水」「ガンに効果がある」「カルシウム不足は万病のもと」などという表現を禁止していますが、こういった表現を行っている場合もあります。信頼できる機器かどうかのひとつの目安として参考にしましょう。