温泉水もほかのミネラルウォーターと同じく地下水です
ミネラルウォーターの中には、温泉水が源泉となっているものもあります。日本で温泉水というと、温泉のお湯であり、入浴するために使用する水というイメージですね。
確かに温泉で入浴するのに使用するお湯は温泉水でまちがいではありませんし、温泉水でなければ温泉とは本来いえないと思います
また、温泉水=ミネラルウォーターというとちがったもののように聞こえますが、温泉水も地下水であり、マグマの活動によって温められた水なのですから、ミネラルウォーターに分類されています。
農林水産省の「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」によると、温泉水は「水温が25度以上でミネラルを含み自噴している地下水」ということになります。
ここ日本では温泉水を飲むという方法は一般的ではないかもしれませんが、ヨーロッパでは昔からごく一般的な方法なのです。
温泉は入浴でも様々な効能があるとされていますが、飲用しても泉質によって期待できるものとそうでないものも当然ありますし、日本の温泉で飲める温泉水というのは、ほんのわずかで10%にも満たないとされています。
入浴して体の何々によいといわれると、飲んでもよいのではないかと思いがちですし、飲んでみたいというのが人情です。しかし、成分によって入浴には適している温泉水であっても、飲用には適さない温泉水も当然あります。
飲用に適した温泉水であれば、必ず効用が書いてありますので、そういった場合以外にはむやみに飲まないようにしましょう。